転職先の院長は勤務時間もトンデモでしたが、診療内容もトンデモでした。
Hba1cを週に二回検査
当時の院長は検査の仕方がめちゃめちゃで、たとえば糖尿病の患者さんがいらっしゃるとヘモグロビンa1cの検査を週に2回3回とオーダーしていました。すべての検査がその調子で、当然ヘモグロビンa1cを週に2回3回と検査してもレセプトは通らないので持ち出しになるわけです。それを医事の人間が院長に進言すると、「それを通すのがお前らの仕事だろう」と言って怒鳴り、カルテを投げつける始末でした。
外来は一日三人まで?
院長は外来を診るのが大変嫌だったようで、患者さんが1日3人以上くると「もう僕は診たくない」と言って部屋に引きこもっていました。
倍量どころか3倍量処方も当たり前
院長は検査もめちゃめちゃでしたが処方の仕方も個性的で添付文書上の量を守るという意識が全くありませんでした。昔は倍量処方でもレセプトが通ったとは思うんですが、ロヒプノール8mgを1日量で処方していたり、便秘時のセンノサイドを1日48mgのところ、64mg、80mgと処方していたりといった調子でした。その点に関しても医事の人間から何か言われても、同様に怒鳴ってカルテを投げつけるという行為に出ていました。
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