Ⅲ-11 最終決断、連帯保証を引き受ける?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

再生計画の最終案、債務カットの額、などが出そろって、いよいよ最終決断です。この時点でやっぱ無理です。と言ったらヒンシュクを買うのと、費用が1000万ほどかかりますが、まだ一応後戻り可能でした。

再生支援を受けた場合のメリット

まずは10億の債務カットです。これの利息だけで3000万弱収支が改善します。

もう1つは支援機構からスタッフが送ってもらえること。わたしは、経営、マネジメントは素人でしたから助かります。

受けた場合のデメリット

連帯保証人にならないといけないので、もし再建に失敗したら、その時点でいったん自己破産です。

気になる点

支援機構の社長がわざわざ面談に来て、その後専務も来て、異例の事態があったと先の記事にも書きました。これって、もし失敗した時に責任を分散するためなのかな?という気もします。

この決断しないといけなかった時期が、最初のサテライトクリニックが開院して間もない頃で(クリニックオープンに最適な季節は?工事が遅れて、、#6)少しうつ気味だったのもあって弱気モードになっていました。

あと、差し当たって金銭的にはメリットがないという事です。失敗したらどうせ自己破産なので給与を上げる事にあまりメリットを感じません。

最終決断は?

今考えてみるとなぜ引き受ける決断をしたのかよく思い出せません。過労で冷静な判断ができなくなっていたのかもしれません。「人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如によって再婚する」という言葉がありますが、この時の判断がどうであったのかはいま現在もまだ答えはわかりません。

<前の記事-Ⅲ-10 債務カット10億!- <「相模湖病院再建、機構卒業まで」記事一覧> -Ⅲ-12 医師が一人増えるって大きいです-次の記事>

病院経営にお悩みの方

精神科病院の経営セミナーに出席すると、スーパー救急病棟を作ってこんなに単価が上がりました。という話をよく聞きます。いかにもコンサルタントが好みそうな話です。

「単価が上がれば、仮に稼働率が少し落ちてもこんなに収益が上がります」果たしてそうでしょうか?

早雲会では精神科病院経営について、スーパー救急病棟を作る以外の処方箋を持っています。経営がうまくいっていないが何から手をつけていいかわからない経営者の方々からの問い合わせをお待ちしております。


病院経営にお悩みの方

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください