病院の体質改善のためには一時的に業績が落ち込む事を覚悟していました。
落ち込みはほとんどなく体質の転換が進む
事前の再生計画では当初の一年は、体質改善を行うためには業績は落ち込むだろうと計画していました。いわゆる大きくジャンプするためにはその前には一度膝を曲げないといけない、ってやつです。
ところが、実際はほぼ横ばいで体質転換が進みました。
その理由は
まず、常勤医三名がみな入れ替わったことです。わたしが入職した時は三名中普通に働くのはわたし一人でしたが、この時は三名とも普通に働く医師になっていました。
二点目は、その年の2月に立ち上げたクリニックが順調に業績を上げていった事です。開業当初はあまりに患者さんが来なくてどうしようかと思っていましたが、順調に近隣の方に認知してもらえたようで患者さんが増えていました。
三点目は、支援開始前は赤字だったある介護施設の経営がようやくうまくいくようになってきた事です。これによってCFがマイナスの施設がなくなりました。この状態は非常に安心感があります。
いくつかの経費削減も
前の記事で経費削減はあまり考えていないように述べましたが、いくつかの施設の家賃が相場より割高だったのを交渉して下げてもらったり、リースなどの金利が非常に高かったものを少しずつまともな金利のものに切り替えたりはしていってました。
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