ここまでで一区切りとなったわけですが、実はこの後も色々事件がありました。それは「支援機構卒業後」として追々書いていきます。
実はここまででも遠慮して書いていなかった事がたくさんあります。毒を吐いている部分も大いにあるのでもし本人が読んだら、と思うと書きにくかったのですが、ここまでこの駄文にお付き合いいただいた方になら少し本音を漏らしてもいいかなと思い書いてみます。いつもと違って口調が乱暴です。そして長文です。本人の目に触れませんように。
銀行員はエリートなのか???
半沢直樹が大ヒットしたのもあって池井戸潤さんの小説はいくつか読んだ事ありますが、「下町ロケット」の銀行から出向してきた経理部長、すごくかっこいいですよね。銀行員って高給で、エリートで、出世競争に敗れて出向してきてもそこの企業でいい仕事する、って思っていました。
うちにも出向してきた人がいました。ワードで表を作って、電卓叩いていました。エクセル使わないの??「うちの部長は電子メール送れない」とかおバカOLの与太話かと思っていましたが、経理の人間がエクセル使えないって、半沢直樹はいないのか?
セルの結合をなぜする?
銀行から出向してきた人に限らず、うちの法人の事務方の偉い人たちあまりエクセルを使えませんでした。
毎月の経営会議の資料はクラウド上にあげて事前に目を通しておくのですが、毎月毎月新しい表をあげるので、各月を一つのシートにして、年度ごとに一つのファイルにしてからあげてください、と伝えたんですが、いつまでたってもやりません。呼び出してみたら、「すいませんシートって何ですか?」って、ggrks。わたしのエクセルは新規のファイルを開くと下に「sheet1」から「sheet3」がありますが、あなたのは違うんですか?もしかしてシートでなくてシェートとでも読んでいるんですか?イヤミですか?と思ったのですが、本人には「2つのファイルを開いてここを右クリックすると簡単にコピーできますよ」と教えてあげました。
そしてエクセルが使えない人に限って無駄にセルの結合を使います。はってある表を少し直そうとしても変なところでセルの結合がしてあると結局作り直す事になります。
表をつくるとき金額が大きいと(千円)とかにして表を作る事があると思いますが、その時は普通セルの書式設定で変えますよね?なんかこの表合計に誤差があるなと思ってよくみたら手打ちで千円未満を四捨五入していました。そりゃ誤差でます。セルの結合で右クリックを使うなら書式設定で使えよ。
賞与の金額支給額を決めるのにうちは事前に目標を職員に提示しています。今期の目標をいくらに設定して、前期なみの実績だったらいくら支給することになるか表を作ってもらいました。目標値が3通りある表でした。会議の時に「もう少し目標値高くしたらどうなりますか?」「すぐには変えられません」えっどういうこと?すべてのセルに目標値を手打ちで入れていました。6ヶ月×3通り(変数3)、自分の労力を厭わない素晴らしい人格者です。わたしも多くは期待していないのでその場で教育します「そういう時は表の上に目標値のセルを用意して参照すると楽ですよ」「まずそこに単価を記入して、絶対参照だから引用するセルの前に$をつけて」「え?単価は円じゃないんですか?」いつの間にかグローバル企業になっていました。
エクセル小噺で本が書けそうです
誰の手柄なのか?
わたし一人が頑張ったから経営再建できた、とは1ミリたりとも思っていません。頑張ってくれたスタッフもたくさんいましたし、外部の人にも助けてくれた人がたくさんいます。このように言うのが日本人の美徳ですが、かなり疑問に感じているのが、メインバンクや支援機構の内部ではわたしはあまり評価されていないような気がしてならない事です。
支援機構の人、毎月のモニタリング会議には3回か4回しか出席していませんよね?相模大野のクリニックを出す時も最後まで反対していましたよね?あなたからわたしが教えてもらったのは、EBITDAという言葉くらいです。でも、うちの案件が終わったあと出世したからきっと自分の手柄だと機構内には声高に叫んだんでしょうね。(あくまで想像です)
メインバンクの人達、支店の担当者以外で3回以上モニタリング会議に出席した人いませんよね?モニタリング会議で発言した事、記憶にありません。きっとうちがうまくモニタリングして、債権カットもしたから感謝しろと思っているのでしょう。(これもあくまで想像です)
こんな事を書くときっと恩知らずだと罵られるのでしょうが、こっそり書いてみました。
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