合議制で運営している事は何となくわかってきましたが、理事長はいったいどこにいるのでしょう?
理事長は雇われ理事長
雇われ院長というのはよく耳にすると思います。当時の相模湖病院には理事長はもちろんいたのですが、その人は変な言い方ですが雇われ理事長で、以前に相模湖病院で非常勤をされていた先生に名前だけ理事長をお願いしているという状況でした。実質的には会長と呼ばれる人がいて、その人がオーナーでした。オーナーは相模湖病院の開設者の息子さんで、医師免許が取れなかったので理事長になれず、会長という役職でオーナーとして仕事をされていました。
オーナーの急逝
相模湖病院入職以降、既存の先生方のトンデモぶりに驚いているうちにあっという間に月日は過ぎていきました。それもあってオーナーには入職後なかなかお会いすることなく過ぎ、ゴールデンウィーク前にようやく一度顔をあわせて、「ゴールデンウィーク明けにでも一度食事に行きましょう」という話をしました。実はオーナーとお会いしたのはこの時が最初で最後でした。
ゴールデンウィークが明けて病院に出勤すると少しあわただしい雰囲気でどうしたのかなと思っていたら、事務長から会長が心筋梗塞で亡くなりましたと聞きました。オーナーが急死してしまってこの病院どうなるんだろう、大丈夫かな?と思っていたのですが、亡くなった2週間後くらいに当時の事務方の幹部たちに呼ばれて、理事長を引き受けてくれないかということを突然言われました。
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