5月25日(水)横浜市のグループホームサリューブルいずみ、とつかにて「移動販売」を開催しました。
回を追うごとに利用者様のお楽しみとなっているイベント。
今回はちらりと舞台裏をご紹介しようと思います。
このイベントは「利用者様が今欲しい物」のリストアップから始まります。
食べたい物。読みたい本。お化粧品。肌着も新しいのが欲しいなぁ・・・。
利用者様のさりげない会話から、職員がお一人ずつの欲しい物をピックアップしていきます。
次は商品選び。
チラシなどで利用者様の気に入るよい品が手にはいらないかチェック。
利用者様によっては、職員と一緒に広告やインターネットで商品を選びます。
そして注文、買い出し。
職員が手分けして少しずつ買いそろえていきます。
アイスクリーム、やきとり、塩辛、あんぱんジャムパンなどなど、
なるべく新しい物を提供して差し上げたい商品は、イベント開催ギリギリでの買い物になります。
また、ささやかなお菓子を利用者様が自由に選べるように準備します。
これは意外と利用者様の笑顔を誘う大切なポイントなのです。
選ぶ、という行為が喜びにつながるのでしょう。
コロナ禍で、買い物に出かけることができない利用者様のため、
少しでも買い物気分を味わってもらえるよう工夫を凝らします。
商品がホームに集まると、今度はお一人ずつの商品の袋詰めです。
「この色は○○さん、きっと似合うね」
「○○さん、この本とても楽しみにしてるよ」
そんな会話をしながら、職員の顔もほころんでいきます。
一方で、イベント当日の段取りなどを話しながら装飾の支度などもすすめていきます。
「ちょっといつもの販売スタイルを変えてみようかな?」
「飾り付けはこんな感じのものがいいんじゃないかしら?」
利用者様に思い切り楽しんでいただけるよう、職員同士、色々なアイデアを出し合います。
こうして1か月近く、少しずつ準備をして移動販売のイベントが行われているのです。
準備に時間はかかりますが、
商品を手にしたとき、開封したときの利用者様の大きな明るい笑顔!
さらに、その笑顔が見られたときの職員一同の喜び、歓声!!
この空気感が、利用者様だけでなく職員にとってもやみつきになるイベントなのです。
サリューブルいずみ、サリューブルとつかでは、今後も感染症対策に十分留意しながら、
ご利用者様の毎日を彩る素敵なイベントを開催してまいります。